とのばな10(2010年1月10日/2008年版演舞城感想Part2)
こんにちは、chakiです。
しつこく続ける、某アイドルネタです。
なんと連載(?)第10回後半はDVD鑑賞記録Part2。
Part1に比べて、今回は愚痴は少ないですが
やっぱり長いです。
超大作です(ちっとも嬉しくない、ですよね……)
興味がおありの方だけ、↓こちらをクリック。
○沢演舞○第二部/義経弁慶
さて、第二部はお馴染み義経です。
07年版DVDにもありますが、
08年版のほうが圧倒的にこなれています。
わたくし、いつも殿の舞台には文句たらたらですが、
これは本当によくできていました。
(殿の家来は弁慶と伊勢三郎の二人の設定です)
殿、頼朝との二役。
声もきちんと使いわけています。
……が、頼朝の声のほうが(滑舌含めて)ずっといい。
なんで、最初から義経をこの声でやらなかったんだ?
これが義経になったとたん……
↑決め台詞に「つるけぇ!」はないだろ、殿。
もう何百回、同じ台詞を口にしてきたんだ、殿。
何度聞いても、笑ってしまいます。
頼朝とのすれちがい、
義経を利用しようとする法王に公家なども
(じつは大河ドラマよりも)うまくまとめられており、
左:富樫左衛門(ABC-○ 河合F人)
右:弁慶(KMF2 藤ヶ谷T輔)
残念ながら勧進帳を「読む」シーン自体はないのだけれど。
強力に身をやつした殿が足をふらつかせたため、
富樫氏に正体を怪しまれます。
その疑惑を拭うために、
弁慶は「強力のくせに荷物の重さに耐えかねるとは」と
主君を打擲します。
あまりにも有名なシーンですね。
で、これがまた、ちゃんとやるんだ、打擲
もうね、この弁慶がね
言葉にすると薄っぺらだけど、たまらんのです
そして、富樫氏は義経の正体を知りながら
恭しく殿に傘を差し出し、一行を通します。
花道で主君を打擲したことを詫びる弁慶。
きらんと光る殿の涙。
いやいや、もう殿ヲタとしては
河合F人(富樫)にも藤ヶ谷T輔(弁慶)にも
足を向けて寝られませんな。
そして無事、奥州平泉に落ち延びるも、
そこにも安住の地はなく、
迫る頼朝の手に、いよいよ死を覚悟する殿一行。
伊勢三郎の台詞
「盗人は仮の姿、
心意気はかねてより武士にござります」
これを受けて、おのが脇差しを差し出す殿。
伊勢三郎(ABC-○ 戸塚S太)
好みで言えば、少々張り切りすぎな三郎でしたが、
見せ場ではちゃんと決めてくれます。
常にハイテンションな三郎のおかげで、
単調になりがちな芝居にめりはりが効いています。
そして、弁慶の最期。
若く凛々しく真摯な弁慶を、美青年藤ヶ谷T輔が熱演。
つづいて、殿の最期。
……
……なんで脱いでるのん
それは、まあ、いいとして、
お子様向けとは言えない壮絶な演出で、
充分に見応えがあります。
こうして1時間ちょっとのお芝居は幕を閉じます。
ジュニアがたくさん出ているとはいえ、
実質、殿と上に名前を出した3人、
それに悪役担当の北山H光(KMF2)の4人が
一人何役もこなしながらの舞台。
殿以外の()4人は滑舌も良く、トークもお上手。
身びいきを差し引いても、よくできた芝居だと思います。
ただ、毎年同じ演目なので「もう飽きた」という声も
ヲタは本当に贅沢で我が儘ですね。
フィナーレ、殿作詞作曲の「with Lov○」。
↓血糊で、まだ殿の手が真っ赤。
↓なぜか河合F人、一人With Lov○を大熱唱。
これを見るたび、いい奴だなあ、と感激します
そして、思う。やっぱり殿は美しい
隅々まで計算された舞台、
それはそれで見応えがあるのでしょうが、
よりナマなコンサートの殿が好きな私は、
よし、行こう とは思い切れずにいます。
(↑08年初日前日の楽屋、大きな面疔ができてしまった殿)
今年は四月に日生○場で上演されるようです。
もしこの記事を見て興味をもった方が
いらっしゃいましたら(いませんね)
一度観劇なさってみませんか(みませんね)。
いやー、我ながら超大作「とのばな」でした
これ書くのに、何日、延べ何時間かかっただろうか(笑)。
最後まで読んでくださった方、
もしいらっしゃいましたら、
本当に本当にありがとうございます
いつか書こうと思っていて、いままで果たせず、
お正月とこの三連休をめいっぱい使いました
コメント欄は開いていますが、
どうぞするーっとな、で。