とのばな10(2010年1月10日/2008年版演舞城感想Part1)
こんばんは、chakiです。
例によって、某アイドルのお話。
今日のはまたいちだんとクドく、「どーでもいい」度が半端ないです。
しかも長いのでPart1とPart2に分かれてたり
某アイドルが舞台でどんなことをやってるんだろう、と興味のある方だけ、↓こちらをどうぞ。
(本日は2008年版○沢演舞○なお話)
今年、5年目に入る○沢演舞城、
東京ということもあり、
わたくし、まだ見たことはありませんが、
07年版08年版ともDVDは持っております。
本日はそのお話。
タイトルバック、わかります?
「舞」の字の下が「○ッキー」になってます
ま、思いっきりどうでもいいんですけど。
07年版オープニング、
相変わらず、殿、飛びます。
しかもご機嫌。
宙づりされて笑っていられるのが不思議
ただフライングは舞台の目玉みたいに言われてますが、
これ、後ろの席だとぜんっぜん見えない。
十円玉くらいの円を小指の先っぽみたいのが
ぐるぐるまわってるだけで、じつはあんまり嬉しくないんだ
で、○沢演舞城、どんなことをやるかというと、
第一部は日本の昔話や歴史物、歌舞伎を題材にとった
ショーなんです。
その心意気やよしと思うけれど、説明がまったくない……
ちゅーか、あってもほんっとーに要約が下手。
08年版のオープニング↓
まったく無説明。
空舞う殿と、長崎くんちの「龍踊り」みたいの。
……
んんんんっと考えて、ひょっとしてこやつは八岐大蛇?
といった感じのショーが延々続きます
毎年、脈絡なくはじまる「仮面」のシーン。
「人はいくつもの顔をもつ」とかナレーションがあって、
殿は何分間も仮面をつけっぱなし。
じつにきれいで幻想的で、
舞台美としては、よくできてると思います。
思いますが。
ごめん、殿、ほんま、ごめん。
舞台芸術を見たいわけじゃないんだ……
殿が見たいんだ、殿に金を払ってるんだ。
要らないだろ、仮面……
白波五人衆……?
↑こちらは京本○樹さんの息子さんの女装(Jジュニアにいます)。
なんとも愛らしい弁天小僧菊之助です
この女装なJジュニア5名は「白波五人衆」らしいのですが、
その説明もなく、なぜ女装しているかの理由も……
スルーかよ
ただ、少年たちは(たしか、藤間紫さんのお孫さんもいるはず)
芝居も口上も上手で、じつに可憐。一見の価値ありです。
ご存じ、歌舞伎の演目、娘道成寺。
裏切られて大蛇と化し、
焼き殺すというのが元々のお話。
上手い見せ方だ、と感心するのですが、
なぜかここで殿が登場。
台詞は
「女とは不可解なもの
女を知るには、我が身がその女となるしかない」
……ええと、あなたは何者(笑)?
二回見て、やっとわかりました、
殿は大蛇を演じているらしいです。
そんな設定、あったっけ?
清姫が大蛇になるんじゃなかったっけ?
ま、いいか……
大火で避難した寺の小姓と恋仲になった
八百屋のお七が恋人に会いたさに
江戸の街に火付けするという、とんでもないお話。
演舞城では……
ちょいといかつい殿の「鷺娘」から
半鐘を鳴らす八百屋お七へと変わります。
火事を起こしたのはお七自身なのに
その説明がないため、
「江戸の民に火事を知らせる勇敢な娘」
みたいになっちゃってます……
しかし、このシーンは第一部のなかでは
まちがいなく白眉です。
お七の衣裳は初日の2日前に
「もっと派手に」と急遽、変更されたようですが、
変更前のものと比べるとその差は歴然。
一度ナマで見たいものです。
白虎隊
「白虎隊」は15歳~17歳の少年で組織された
会津藩の予備兵力。
幕末の会津戦争で
上級武士の子弟による「士中二番隊」42名が
猪苗代湖近くの「戸ノ口原」で敗退、20名が自刃。
これが演舞城では……
「会津の城下町にはいつも子どもたちの
笑い声があふれていた」
ふむふむ。
「そこへ敵が攻め入り」
……
……敵ってだれよ(笑)
よくわからない敵(官軍)に負けて
白虎隊の少年たち、次々と自刃。
そこへ駆けつけた殿扮する
「日向内記」士中二番隊隊長、慟哭。
「なぜだ、なぜ子どもたちが死なねばならん?」
ほんまやね、なんで死ななあかんのやろね
会津松平家は「御三家」につぐ「御家門」という家格。
倒幕軍の矢面に立たされながら
最後まで戦い抜いた彼らの誇り高さを説明しないと、
なに一つわかんないんじゃないの?
でもって、じつは彼らが自刃したのは
官軍がどうとかではなく、
鶴ヶ城が落城したという悲劇的誤解があった故なのだけれど、
そこはドラマだから言いますまい……。
だれもが知っている忠臣蔵のシーン。
ナレーション、あるにはあるんだけれど。
「すべてはここからはじまり……」
うんうん、そうだね。
その次のシーンが、いきなりこれ↓
敵方がいっぱいいるところに
いきなり登場する殿。
めちゃくちゃかっこいいんですが。
お願い、説明してください。
ここはどこで、この人はだれで、
いったいなにをやってるんでしょうか。
はじめて見たときには、ほんとにマジで
悩んでしまいました。
じつは場所は吉良邸で、
殿は大石内蔵助らしいんですが、
まあ、正直、「こんな内蔵助いいひんわ」ですよね。
吉良上野介との一騎打ち。
殺陣はほんと、見応えあるんだけどなあ。
と、かようにわかりづらい舞台でして
見るたびに「サマリー、わたしに書かせろ!」
と叫んでしまうのでした。
他の舞台を見たことがないので、なんとも言えないんですが、
演舞城にかぎらず、
このわかりにくさがJニーズ・クォリティな気がします。
そして、第二部・義経編につづく……
(あ、chakiの愚痴はもうちょっとましですよ)